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17歳の時に出会った「マウリッツ・エッシャー」の錯覚を駆使した表現や「ピーテル・ブリューゲル」のユーモラスで幻想的な世界に衝撃を受けました。そして幼い頃から親しんできた漫画のハッチングやスクリーントーンの表現を銅版画の技法と融合させる事にも挑戦しています。
私の作品には一貫した二つのテーマがあります。それは「自分が見える世界」と「心」です。
「自分が見える世界」は木が手になり、体が水になり、手が船になり、体の大自然を冒険する様な幼い頃から頭にあった幻想的な風景や生物を作品として表現していこうというもので、その想像の世界を基盤に、絵画の構成や美術史からインスピレーションを得ながら、日々スケッチブックに書き、イメージを膨らましています。
そして「心」では感受性が強い私が生きてきた中で感じ取った、人の感情の奥行きや複雑さ、笑っていてもどこか悲しんでいる表情、悲哀や憂い、切れてしまいそうな糸のような繊細さなどの心の機微を基盤にしながら小説や詩、日常生活の中からインスピレーションを得て、ドローイングや銅版作品にも取り入れています。
こうした技法とテーマを融合させながら、一つの作品へと昇華させていくことを、私は制作の心臓としています。
2020年
大阪芸大ダ・ヴィンチを探せ!(大賞)
2024年
第9回 山本鼎版画大賞展(入選)
中華民国第二十一回国際版画ビエンナーレ(入選)
アートビレッジシラキノレジデンスAIR招聘作家
2025年
大阪芸術大学卒業制作展 (学長賞)
作品例
ギャラリーから出ました
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